ラム

羊のラムとの混同を避けるため、ラム酒と呼ばれることも多いラムはサトウキビを原料として造られる蒸留酒です。

サトウキビの搾り汁やモラセス(廃糖蜜)をアルコール発酵させ、それを蒸留し樽熟成させて製造します。

ラムは甘く濃厚でクセの強いお酒といったイメージを持つ方も多いと思います。

確かにダークラムにはそのようなお酒もありますが、多くはまろやかでスッキリした口あたりです。

 ラム  フリー百科事典「ウィキペディア」


ラムの産地

ラムは世界中で造られていますが、原産は西インド諸島で、現在も西インド諸島を中心としたカリブ海沿岸の国々や島々が最大の産地になっています。


インダストリア製法

サトウキビから砂糖を精製する際の副産物であるモラセス(廃糖蜜)を原料としてラムを製造する製法。

世界のラムのほとんどがこの製法で造られています。

アグリコール製法

サトウキビの搾り汁から砂糖を精製せずに、搾り汁をそのまま原料としてラムを製造する製法。

この製法で造られるラムは、全世界の総生産量の約3%ほどしかありません。


単式蒸留・連続式蒸留

蒸留方法にもウイスキー同様、単式・連続式蒸留があります。                                                            単式蒸留器とは

単式は風味が強く、連続式はあっさりした風味になります。                                                             連続式蒸留器とは

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色によるラムの分類

ホワイトラム

無色のラムで活性炭などで濾過して造る。あっさりしたラムが多い傾向。

ゴールドラム

薄い褐色で樽熟成などで薄く色づいたラム。中間的な風味のラムが多い傾向。

ダークラム

濃い褐色で樽熟成などで濃く色づいたラム。強い風味のラムが多い傾向。

風味によるラムの分類

ライトラム

軽い風味のラム。

ミディアムラム

中間的風味のラム。

ヘビーラム

強い風味のラム。

色と風味

色の薄いラムは軽い風味、濃い色のラムは強い風味になる傾向がありますが、色が薄くても見た目以上に強い風味を持つものもあるので、ホワイトラム=ライトラム ・ ゴールドラム=ミディアムラム ・ ダークラム=ヘビーラムというわけではありません。


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